(No385)才能溢れた異質のピアニスト、リチャード・ツワーディックのトリオ演奏が聴ける貴重盤!!

☆ジャズ界の不思議なピアニストの双璧がハービー・ニコルスとこのリチャード・ツワーディックだ。ツワーデックのトリオ演奏の中にニコルスを感じる部分があるが録音は'54年10月なのでニコルスより早い(ニコルスのブルーノートへの録音は'55〜'56年)。しかもツワーデックはウエストコーストで活躍し、ニコルスはニューヨークを中心としたイーストコースト派でほぼ同じ時代に生き、演奏活動をしていたとしても接点はなかったと思う。お互いのレコードや演奏を聴いていたとは考えにくい。事実として残っているのは二人の天才ピアニストが同時期に素晴らしい音楽を我々に残してくれた事だ。これは偶然なのか?必然なのか?
ツワーデックの特異性はソロだけでなくオリジナル曲にも現れている。A1、2、B1、4は少しの不協和音と不規則なリズムが聴き手の平衡感覚を乱す。A2、B1にはニコルスを感じる。スタンダードのA3、4、B2、3ではA4とB2がスインギーな曲でアドリブソロもスインギーで奇をてらう部分は無い。B3はモンクのバラード曲だがモンク色は感じないくらいピアニスティックなソロだ!!尚、B4のみTPのチェット・ベイカーが加わったカルテットの演奏でパリでの録音。しっかりとした Pソロが聴ける。'55年10月11日の録音だがこの10日後にツワーデックは24歳で亡くなっている。
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